ツバキ林の生産構造と物質生産量
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Two pure stands (K-28,S-70) of Camellia japonica and a stand (K-32) of mixed evergreen hardwoods (Quercus glauca, C. japonica, etc.) , both some 60 years in age, Were studied at the Ise Shrine Forest in Mie Prefecture, Japan. Sixty eight sample trees were felled and weighed after the stratified clip technique. Relative growth relations between DBH and amounts of various tree organs were used for estimating the standing crops and growth increments of the living trees. The Camellia stands had a relatively small tree biomass (stem 113,branch 37.7,leaf 6.44 ton/ha in oven-dry wt.) , in spite of the fertile soil. Stem volume increment (5.31 m^3/ha・yr) and net production (10.0ton/ha・yr excl. roots) were also low, due to the small amount of leaves (LAI : 5.40 ha/ha) and to the rapid extinction of light in the canopy. In the mixed hardwood stand, on the other hand, tree biomass (stem 173,branch 44.8,leaf 6.66 ton/ha) , LAI (6.10ha/ha) , stem volume increment (12.8m^3/ha・yr) and net production (17.3ton/ha・yr) were all greater than in the Camellia stands, and more or less equal to the values obtained in other types of evergreen hardwood forest in Japan.
- 日本生態学会の論文
- 1965-08-01
著者
関連論文
- 座談会 今西錦司と私 (特集 今西錦司--その思想と学問への志向)
- 日本生態学会発足時に関する第2回座談会 (日本生態学会50周年記念式典報告)
- 森林構造と光環境に関する研究(I) : ヤマハンノキ苗を用いた模型林分実験(1)
- 米国北西部の主要3植生帯の森林の現存量と生産量
- 韓半島における森林植生と気候の分布 : II.気候の乾湿度の分布
- 韓半島における森林植生と気候の分布 : I.温度気候示数の分布
- 森林の生産力に関する研究 : 第I報北海道主要針葉樹について
- 320.施肥密度試験(第2報) : スギを用いた模型林分における施肥密度効果(立地)(第71回日本林学会大会)
- 319.施肥密度試験(第1報) : イイギリ苗を用いた模型林分における施肥, 密度効果(立地)(第71回日本林学会大会)
- 山林からの栄養塩の流出と対策 (非特定水質汚染源特集)
- 生態学の現状と展望
- タイ国森林の第一次生産力
- 327 熱帯林の林分生長量の推定(第78回日本林学会大会)
- The Estimation of the Standing Crop of the Forest in Northeastern Thailand
- 421.北アルプス焼岳でみられる植生遷移(立地)(第71回日本林学会大会)
- 森林の生産構造に関する研究(II) : シラカンバ幼令林における現存量の推定と生産力についての若干の解析
- 環境と人間--日本人の考え方をめぐって (環境破壊と人類の未来)
- モンゴリアの自然
- 降水中にふくまれる放射能物質による苗畑苗木の汚染について
- 118. クロマツのツギ木の水分生理について(第67回日本林学大会プログラム)
- Intraspecific competition among higher plants. IV. : A preliminary account on the interaction between adjacent individuals
- Intraspecific competition among higher plants. IV.
- 南西カンボジアの森林調査
- 栽培密度問題の生態学的考察
- 夜明け前のフィールドワーク (特集1 今西錦司フィールドワークと初登頂の精神--生誕百年を迎えるいま彼のパイオニア・スピリットに学ぶ)
- 小径木間伐に関する研究(V) : 間伐後6年間のスギ林の林況および現存量の変化について
- スギ幼齢林の一次生産力とその推定法の検討
- ヒノキ林地下部の生産と構造(I) : 樹根解析による根の生産量の推定
- カンレンボク小型林分の葉令に関する2,3の考察
- Notes on the soil micro-arthropod collection made by the Thai-Japanese Biological Expedition 1961-62.
- 縄文文化と雪
- 日本雪氷学会40年の歩み
- On the Biomass of Soil Animals Found in Various Types of Forests in Thailand
- 439 除草剤散布の土壌動物に与える影響(第77回日本林学会大会講演要旨)
- 116. 森林の落葉層および、表層土中に棲息する無脊椎動物の、個体数および現存量の季節変動について(第76回日本林学会大会講演要旨)
- 京都付近のモミ, スギ, アカマツおよび混交広葉樹林の落葉層および土壌中の動物相について
- 509. 森林落葉層の動物相について(第74回日本林学会大会講演要旨)
- 628.落葉・落枝の分解に働く鞘翅目昆虫について(予報)(第72回日本林学会大会)
- 現場の技術者の林学会離れに就いて(リレーメッセージ研究から現場から(5))
- 森林資源と木材利用(日本林学会・日本木材学会合同シンポジウム記録)
- 1. 林地の地力維持 : 生態学的観点からの地力問題(第4回森林立地懇話会総会)
- 京都府芦生にあるスギ人工林の二次師部生産速度
- 〇環境アセスメント, 原則と方法, 島津康男(訳), Environmental Intact Assessment "Procedures and Principles", 189ページ, 環境情報科学センター, 東京, 1975,1,200円
- アカマツの種子におよぼす動物の影響 : II.種子の生産と稚樹の形成
- アカマツの種子におよぼす動物の影響(I)
- リュウキュウマツの核型分析
- 森林生態系における養分の循環について(I) : 個体および林分の地上部の養分量
- 412 マツ類の球果成熟期間の短縮について(III)(S)(第78回日本林学会大会)
- 328 樹木花粉の超低温貯蔵に関する研究(VI) : Cedrus花粉の予備凍結効果(S)(第78回日本林学会大会)
- Applied Scientific Research Corporation of Thailand の動向について
- 703.スギ母樹別造林地におけるスギ葉角および球果苞鱗片の突出した角度の変異について : (予報)(第72回日本林学会大会)
- ジベレリンによるメタセコイア, スギの開花について(第II・III報)
- 619.スギ・メタセコイアのジベレリン処理による開花と交配試験について
- 618.スギの開花に及ぼすジベレリン処理の適期について
- ジベレリンによるメタセコイア, スギの開花について(第I報)
- 陽光量と樹木の生育に関する研究(I) : 2、3の落葉広葉樹苗木の庇陰効果について
- 琵琶湖の自然と文化
- 半島部マレーシア, パソーの低地多雨林における土壌中の有機物, 炭素, 窒素その他の栄養元素の集積
- 西マレーシア, パソー多雨林における枯死材の集積と分解
- ツバキ林の生産構造と物質生産量
- アカマツおよびクロマツの核型分析(I)
- 森林節足動物の密度および現存量の推定方法について
- 材木のさし木に関する研究(第2報) : ポプラのさし木の発根に対するホルモン処理の効果について
- 樹木の光周性に関する研究 : アカマツ稚苗の発育に対する日長処理の有効期および処理期間
- 306.樹木に関する光周性の研究(I) : アカマツ稚苗の冬芽形成に対する限界日長(立地)(第71回日本林学会大会)
- C 林業 : 東南アジアの林業(東南アジア農業技術シンポジウム特集号)
- 302.ジベレリン処理によるスギのクローンおよび地方品種の花芽の着生状況と花粉の機能について(立地)(第71回日本林学会大会)
- 620.ジベレリン処理によるヒマラヤシーダおよびストローブマツの花粉の発芽について
- 301. 稚苗立枯病の立地学的考察(6) : まきつけ密度と被害の関係(保護)(第68回日本林学会大会)
- 418. 稚苗立枯病の立地学的考察(1) : 施肥と被害の関係(第67回日本林学大会プログラム)
- 積雪と樹木の生活形
- スギ山地直さしに関する研究
- 519. 林木のさし木に関する研究(第9報) : メタセコイアのさし木根の発生位置と小葉枝着生位置との関係(造林)(第68回日本林学会大会)
- 材木のさし木に関する研究(第7報) : 芽の有無とホルモン処理が発根に及ぼす影響
- 林木のさし木に関する研究(第6報) : 採穗部位と発根との関係
- 林木のさし木に関する研究(第5報) : さし穗の葉量の多少とホルモン処理
- 林木のサシ木に関する研究(第4報) : サシ穂の葉量の多少とホルモン処理
- 725.パキスタンのマツ林とアカマツ林の物質生産について(第72回日本林学会大会)
- 205. 樹種混交の増産に及ぼす効果
- なぜ私は森を必要とするか--文明に対峙してそびえ立つ多様さ (いま森が語りかける)
- 721. 針葉樹稚苗の立枯病に対するミクロフロラのコントロールについて
- 302. 稚苗立枯病に対するミクロフロラのコントロールについて(保護)(第68回日本林学会大会)
- 614.マツノシンマダラメイガの加害について : (I)加害形態について(森林保護)(第71回日本林学会大会)
- 613.マツノシンマダラメイガの加害について : (I)加害マツ属について(森林保護)(第71回日本林学会大会)
- 302.環境の変化に応ずる土壤有機物の消長について(第1報)(第65回日本林学会大会)
- 林地の有機物集積量とその年分解率と気候との関係
- 林木の競争に関する研究(IV) : 生長にともなう林分内の個体順位の変動
- 522.アカマツ幼樹を用いた模型林分における間伐試験(造林)(第71回日本林学会大会)
- 森林の生産構造に関する研究(I) : アキニレ稚樹林における葉量の時期的変化とその乾物生産
- 721.材積生産構造図(仮稱)の提案(2) : その利用方法と検討
- 720.材積生産構造図(仮稱)の提案(1) : その意味と作図方法
- 204. 模型林分による間伐試験(3)
- 林木の競争に関する研究(I) : 種間競争に及ぼす巣うえの効果
- 116. 模型林分による間伐試験(2)(造林)(第68回日本林学会大会)
- 135. 強度の枝打ちによる個体成長よくせいが林分成長に及ぼす影響(第67回日本林学大会プログラム)
- 134. 間伐の模型実験(第1報)(第67回日本林学大会プログラム)
- 727.常縁広葉樹林の林分の蓄積について : シイ林についての予報(第72回日本林学会大会)
- 612.天然生トドマツ林の乾物, 養分現存量(第72回日本林学会大会)
- 335 スギ伏条の生態について
- 232. 環境の変化に応ずる土壤有機物消長について(第2報)(第67回日本林学大会プログラム)