カリフォルニア北部太平洋沿岸のセンペルセコイアの成熟林の幹の現存量と構造
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概要
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米国カリフォルニア州北部の太平洋沿岸のセンペルセコイア(Sequoia sempervirens)の成熟した天然林を調査し, 幹の現存量と林分構造を解析した。その構造は複層をなし, センペルセコイアがすべての階層で優占していた。他の木本種は常緑広葉樹が主で, 中層の下部と下層に出現した。上層木の平均樹高は87.6mで, 幹の総材積と乾重量はそれぞれ10,817m^3/haと3,461ton/haであった。地上1.7mにおける幹の断面積合計は338m^2/ha, 幹の現存量密度(林分の幹の乾重/上層木の平均樹高と林分面積の積)は3.95kg/m^3であった。上記の成熟林のそばにある47年生のセンペルセコイアの2次林を測定し, その上層木の平均樹高は45.8m, 地上1.3mの幹の断面積合計は152m^2/haという値を得た。
- 日本森林学会の論文
- 1977-12-25
著者
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