一斉単純林における密度と樹冠構造および幹の生長の関係(I) : 若いスギ林の林分構造
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概要
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密度管理と枝打ち管理の理論の結合を目的に, スギの若い一斉単純林を対象に枝下高と幹の定直径高に重点を置いて, それらと密度, 樹高, 胸高直径との関係を解析した。幹のある一定の直径における高さを定直径高とよぶ。個体間の胸高直径と枝下高, 樹高と枝下高のそれぞれの相関関係は低いが, 胸高直径と定直径高, 樹高と定直径高との間には正の高い相関関係が認められた。林分内個体の胸高直径と樹高, 枝下高, 定直径高の関係から生産構造類似の断面構造を描き, 個体の構造と林分の構造の関係を把握した。樹高階ごとの林分平均枝下高と林分密度の間には正の高い相関関係が認められ, 林分平均定直径高と林分密度との間には低いながらも負の相関関係が認められた。重回帰式を用いて樹高階ごとの密度と枝下高, 密度と定直径高との関係を求めた。それらの関係を結び合わせながら密度管理と枝打ち管理のつながりを検討した。
- 日本森林学会の論文
- 1984-04-25
著者
-
藤森 隆郎
社団法人日本森林技術協会
-
藤森 隆郎
林業試験場
-
清野 嘉之
林業試験場
-
金沢 洋一
林業試験場
-
加茂 皓一
林業試験場関西支場
-
飯盛 功
林業試験場
-
金沢 洋一
森林総合研究所北海道支所
-
加茂 皓一
Jircas
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