漸化式を用いるベッセル関数I_υ(x)の数値計算法の誤差解析
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
第1種変形ベッセル関数I_υ(x)はI_μ+2k(x)(k=0,1,…)を用いて,I_υ(x)=Σ^^∞_ _<k=0>ρkI_υ+2k(x)のように展開できる.ただし,ρk=(x/2)^υ-μ(-1)^kΓ(μ+k)Γ(υ+1-μ)(μ+2k)/{k!Γ(υ+1-μ-k)Γ(υ+k+1)-1)}である.上の展開式は,μが負の整数の場合を除いて,任意のυとμに対して成り立つ.漸化式を用いる方法で計算されたI_(υ+2k)(x)(μ≧0)を上式の有限項で打ち切ったものに代入することにより,任意のυに対して,I_υ(x)の近似式を得ることができる.本論文では,その近似式の誤差解析を行っており,その結果として,誤差の表示式および有用な誤差の評価式を与えている.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-08-15
著者
関連論文
- {\boldmath $\tau$}法による{\boldmath$x$}が大きい場合の{\boldmath$x\{J_{\nu}^{2}(x)+Y_{\nu}^{2}(x)\}$}の数値計算
- xが小さい場合の一般化された余弦積分関数∫^∞_xt^cos tdtおよび正弦積分関数∫^∞_xt^sin tdtの数値計算
- xが大きい場合の不完全ガンマ関数Γ(ν,χ)の数値計算
- xが大きい場合のベッセル関数Y_ν(x)の数値計算
- xが小さい場合の不完全ガンマ関数Γ(ν, x)の数値計算
- xが小さい場合のベッセル関数Y_ν(x)の数値計算
- $x$が小さい場合の不完全ガンマ関数$\Gamma(v,x)$の数値計算 (数値計算のアルゴリズムの研究)
- xが大きい場合の変形ベッセル関数K_ν(x)の数値計算
- xが小さい場合の変形ベッセル関数K_ν(x)の数値計算
- τ-methodによる複素変数のベッセル関数K_n(z)の数値計算
- 無限級数の和を単項で表すことを試みるMathematica数式処理プログラム--一般化された超幾何級数の和の定理の応用
- 漸化式を用いる積分⎰^x_0J_v(t)/tdtの数値計算法の誤差解析
- 漸化式法で求められるベッセル関数を用いるsinχとcosχの数値計算法の誤差解析
- 漸化式を用いる積分∫^x_0J_v(t)/tdtの数値計算法の誤差解析
- 漸化式を用いる変形ベッセル関数$\mathit{ I }_v(x)$の数値計算法の誤差解析(数値計算アルゴリズムの研究)
- 漸化式を用いるベッセル関数J_v(X)の数値計算法の別法の誤差解析
- 漸化式を用いるベッセル関数$J_v(x)$の数値計算法の誤差解析(科学技術における数値計算の理論と応用II)
- γ法によるxが大きい場合のクンマー関数U(a,b,x)の数値計算
- 漸化式を用いるベッセル関数の積分 ∫^x_0J_v(t)dt の数値計算法の誤差解析
- 漸化式を用いるベッセル関数I_ν(x)の数値計算法の誤差解析
- 複素変数zのエアリー関数Ai(z),Bi(z),Ai'(z),Bi'(z)の数値計算
- 漸化式を用いるベッセル関数I_υ(x)の数値計算法の誤差解析
- 級数の和の公式を求める手法の研究
- ベッセル関数に関連する有限級数の和の公式
- 漸化式を用いるベッセル関数J_n(x)の繰返し積分の数値計算法の誤差解析(次世代移動通信ネットワークとその応用)
- ベッセル関数に関連する有限級数についての恒等式
- 数値計算のつぼ(2) sin30=1.293213×10^4?
- ベッセル関数に関連した有限級数についての研究
- ベッセル関数に関連する有限級数の和
- ベッセル関数に関連する有限級数の和の公式
- 一般化された超幾何級数の和の定理の応用(その2)
- 2A-1 漸化式を用いるベッセル関数の積分の誤差解析における一般化された超幾何級数の和の定理の応用(HPCと仮想化技術,一般セッション,アーキテクチャ)
- ベッセル関数とベッセル関数の級数の積の変形から得られる一般化された超幾何級数の和の公式
- 漸化式を用いる特殊関数の数値計算法
- 第19巻の発刊にあたって
- 漸化式を用いる不完全ガンマ関数γ(ν,x)の数値計算法の誤差解析
- 漸化式を用いる特殊関数の数値計算法
- ?法によるxが大きい場合のx{J?[v](x)+Y?[v](x) }の数値計算
- コンピュータ・プログラミングの教育について