漸化式を用いるベッセル関数J_n(x)の繰返し積分の数値計算法の誤差解析(<特集>次世代移動通信ネットワークとその応用)
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概要
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n次の第1種ベッセル関数J_n(x)の繰返し積分f_r,n(x)(r:積分の回数を表す整数)は,f_0,n(x)=J_n(x)とするとき,f_r,n(x)=∫^x_0 f_r-1,n(t)dt=(2^r)(r-1)!Σ^∞_k=0(r+k-1)!/k!・J_r+n+2k(x)(r≥)で表すことができる.漸化式を用いる方式で計算されたJ_r+n+2k(x)(k=0,1,…)の近似値を上式の右辺の有限項で打ち切ったものに代入することにより,r≥1のときの繰返し積分f_r,n(x)の近似式を得ることができる.本論文では,この漸化式を用いるf_r,n(x)の計算法の誤差解析を行い,誤差の有用な評価式を導出している.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2002-12-15
著者
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