キャストシャドウ存在下の照明錐モデルに関する考察
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概要
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ある物体が任意の照明下でとり得る画像の集合は照明錐と呼ばれる凸錐を形成することから, 照明のみが変化する場合の物体認識問題は照明錐構築問題に帰着することが知られている.凸物体かつ拡散反射を仮定した場合の照明錐は, 仮想照明画像ベクトルの凸結合により張られることが示されているが, 非凸物体の場合には, キャストシャドウを考慮して照明錐を構築する必要がある.本報告では, これまでに提案されているキャストシャドウ存在下の照明錐構築手法に原理的な問題があることを, 具体例を挙げて指摘する.特に, 非凸物体の照明錐を構築するには, 物体表面の直接照射の状態だけでなく遮蔽状態を変える方向に光源を置いたときの仮想照明画像ベクトルも必要であることを指摘する.
- 2002-01-17
著者
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