抗菌性 3, 3′-Diindolylmethane のキセノンランプによる光分解

概要

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イネごま葉枯病原菌, イネ白葉枯病原菌およびイネいもち病原菌に対して抗菌活性を有する3, 3′-diindolylmethane (DIM)のキセノンランプ分光照射による光分解について検討した.12.5ppmのDIMメタノール溶液では波長域280nmから290nmにおいて最大分解率が得られた.この最大分解を示す波長域は, DIM溶液濃度の増加に伴い長波長側へと移動し, 200 ppm溶液では320nmから330nmの波長域に達した.DIMの光分解生成物としては, 九つの化合物が検出されガスクロマトグラフィーマススペクトロメトリーにより, それぞれ3-formylindole, indole, 2-aminophenol, indole-2, 3-dione, methyl 2-amino-benzoate, indole-2-one, 3-methoxymethylindole, methyl 2-ethylaminobenzoate, および1-(2-dimethylaminophenyl) etha-noneと同定された.
日本農薬学会の論文
1986-11-20