2A5 大学における教育研究情報の蓄積と利用 : 岐阜大学におけるデータベース設計の基本方針(教育情報の流通)

概要

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国立大学法人には,自主性・自律性を発揮し,個性豊かな魅力ある大学を実現するために,その組織編成を含めて独自の判断で行えることが大幅に認められる反面,それら活動や成果についての説明責任が求められることになった。このために,大学はその活動の情報を整備し,大学内外に対して発信することが求められるが,それら情報は,教育と研究の主体である教員の活動の集約物と言える。従って,そのような情報の収集と管理のために,教員の教育・研究における活動実績を不断に蓄積管理するための情報システムが必要となる。そこで岐阜大学では,教員が自己に関わる実績が発生すると,その都度教員自ら登録や修正を行うという作業を行い,一人一人の教員がもつ様々な種類の業績を自分で簡便に管理・運用ができる教育・研究情報システムを構築しつつある。このシステムの特徴は,従来の個人プロフィールの項目に併せて,多様な研究活動(論文,芸術・スポーツ等),教育活動,社会活動,マスコミ報道,学内運営管理,教育研究支援等の観点で業績を記録・管理するものである。そのデータベース基本方針を中心に報告する。
日本教育情報学会の論文
2004-08-10