女子短大生の昼食に関する意識と実態
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概要
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(1)対象学生は,自宅通学者が80%近くを占め,通学時間は1時間未満が半数以上あった。アルバイトは60%近くの者がしており,1ヵ月のこづかい額は,2万円以上が42.3%あった。(2)昼食の意識として高いのは,「栄養のバランスを考える」で,ついで「友達つきあいが大切」,「お金をかけたくない」である。「食べたいときに欲しいものを食べればよい」,「ウエイトコントロールのために控えめにしよう」と思う者は少なく,約半数の者はそのような意識はないとしている。13)自家製弁当については,「外食よりも安上がりだ」と思う者は,80%以上あり,「好きなものや食べる量が選べるからよい」,「弁当を持って行きたい」と思う者は50%前後あった。「弁当をつくる時間がもったいない」と思う者は少なく,全体的にみて弁当持参に賛成の意向がみうけられた。(4)「昼休みは短い」と思っている者は約70%で,「学生食堂は便利」,「外食の方が弁当よりリッチ」と思う者はいずれも50%強あった。「目新しい食品で楽しみたい」,「既製品は衛生'面で心配」ということはあまり意識していないようである。(5)高校生の時はほとんどの者が毎日弁当持参であったが,現在は持って行く日が多い者は30%弱であり,全く持って行かない者が45%と多かった。(6)5日間の昼食の実態では,テイクアウト食品の利用が最も多く,学生食堂・飲食店の利用などを含めると46.7%が外食をしていた。昼食を自宅で摂る者も30%近くあり,自家製弁当を持って行った者はわずか16.7%のみであった。(7)外食の食事内容は利用先により異なり,学生食堂ではカレーライス等,定食・ランチが多く,飲食店では定食・ランチが,テイクアウト食品では市販弁当,菓子パン,飲料・デザト類が多かった。(8)食事の選択理由は,学生食堂や飲食店を利用する場合は「おいしそう」が多く,テイクアウト食品の場合は「簡単にすませたい」,「好きだから」が多い。飲食店を利用する場合は「友達つきあい」というのも多かった。栄養のバランスを考えることは意識調査では高率であったが実態調査ではいずれの場合でも少なかった。
- 1995-03-31
著者
-
本間 恵美
東海女子短期大学食物栄養学科:東海女子短期大学専攻科福祉専攻
-
平光 美津子
東海学院大学
-
尾木 千恵美
東海学院大学
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鷲見 孝子
東海学院大学短期大学部食物栄養学科
-
本間 恵美
東海女子短期大学
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