<原著>特別養護老人ホームにおける寮父母の介護意識について

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
本論文の目的は,アンケート調査を通して,特別養護老人ホームの寮父母の介護意識を明らかにすることである。調査対象として,4つの特別養護老人ホームの寮父母150名が選ばれた。その結果,多くの寮父母は介護職への動機づけも高く,また職場の労働環境にも満足し,転職もあまり考えていなかった。また,施設の介護経験から,彼らは高齢者介護が施設よりも在宅の方が望ましいと考えていた。しかし,彼らは介護職に対する社会の評価の低さを感じていた。本調査結果から,寮父母の介護意識は高く,特に大きな問題を抱えているようにみられなかった。ただ,彼らは介護職の評価が社会的に認められていないと感じており,今後,介護職が社会的に評価を受けるような取り組みが社会福祉関係者の間で行われるべきであろう。
山口県立大学の論文

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク