障害者の高齢化に対する親の思いについて : 保護者に対するアンケート調査の結果から

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概要

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本研究の目的は、アンケート調査を通して、障害者の高齢化に対する保護者の思いについて明確にすることであった。その結果、274名の保護者から回答が得られた。この保護者の大部分は、母親であった。彼女達は、子ども達の障害の程度にかかわらず、障害者の老後について不安を抱えていた。ただ、不安を抱えながらも、保護者達は、自分の子ども達が年老いてきたと感じていなかった。また、障害者自身の多くも、自分が年老いたと感じていないようであった。多くの保護者達は、障害者のきょうだい達に障害者の介護の期待をしていなかった。これは、保護者達が障害者のきょうだい達にあまり負担をかけたくないという理由からによるものであろう。保護者達が期待する高齢の障害者の生活場所や人生の終焉の場所は、主に「自宅」、「グループホーム」、「現在生活をしている場所」であった。保護者達は、子ども達の住み慣れた生活環境で人生を終えることを望んでいるようである。
2005-03-20

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