高齢者に対する行動変容アプローチの実践と問題点 : 在宅痴呆性老人の被害妄想的表現を減少する取り組みを通して(実践研究,<特集>社会福祉と行動療法)
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概要
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本論文の目的は、高齢者に行動変容アプローチを適用し、その方法の効果を検証することにある。そこで、在宅で生活する高齢者の被害妄想的表現が問題行動として取り上げられ、治療介入が行われた。その結果、8か月間、治療介入が実地された。面接場面においては一時的に被害妄想的表現が減少したが、治療介入の効果が維持されず、被害妄想的表現が再び増加した。高齢でしかも痴呆性が伴う高齢者の場合、行動変容アプローチの適用も困難になることが本ケースを通して示された。
- 3002-09-30
著者
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