特別養護老人ホームにおける離床に関する研究
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概要
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特別養護老人ホームの利用者を離床群とベッド群に分類し, 両群について基本的属性等, 健康的側面の生活及び社会・文化的側面の生活について比較し, 離床と利用者の生活の関連について調査し, 改めて離床の意義について考察した.身体状況から両群を比較すると.移動能力の自立度の程度及び座位保持の可否が.離床できるかあるいはベッド上での生活をおくるかを決める要因の一つであることが推測された.利用者の健康的側面での生活においては, 離床は特に便秘予防と精神的気分転換に影響していた.また, 利用者が文化的・社会的な生活をおくる上で, 離床は欠かせないものであることが示唆された.逆に利用者がベッド上での生活を長くおくるということは文化的・社会的生活の面で, 多くの不利益をもたらしていることが示唆された.
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