高尿酸血症の持続により持続性の多発関節炎を呈した慢性結節性痛風の一例
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
症例は56歳,女性.主訴は多発関節痛.1999年に拇趾MTP関節の痛風発作を発症した.その後,痛風発作を繰り返すもコルヒチン内服にて症状は軽快していた.しかし,2006年頃より関節痛は全身の多関節におよび,持続性となった.2007年4月,多発関節炎の精査加療目的にて当科紹介入院となった.入院時,著明な高尿酸血症を認めた.入院中,関節炎発作による全身の関節痛および高熱を認めた.関節液所見にて白血球に貪食された尿酸ナトリウム針状結晶を認め,痛風と診断した.デキサメタゾン4 mg筋注およびコルヒチン投与により症状は改善した.
- 日本臨床免疫学会,The Japan Society for Clinical Immunologyの論文
- 2008-06-30
著者
-
江口 勝美
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科医療科学専攻展開医療学講座第一内科
-
川尻 真也
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科病態解析・制御学講座(第一内科)
-
川上 純
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科病態解析・制御学講座(第一内科)
-
岩本 直樹
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科病態解析・制御学講座(第一内科)
-
藤川 敬太
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科病態解析・制御学講座(第一内科)
-
荒牧 俊幸
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科病態解析・制御学講座(第一内科)
-
一瀬 邦弘
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科病態解析・制御学講座(第一内科)
-
蒲池 誠
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科病態解析・制御学講座(第一内科)
-
玉井 慎美
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科病態解析・制御学講座(第一内科)
-
中村 英樹
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科病態解析・制御学講座(第一内科)
-
井田 弘明
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科病態解析・制御学講座(第一内科)
-
折口 智樹
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科病態解析・制御学講座(第一内科)
-
江口 勝美
長崎大学医学部附属病院第一内科学教室
-
江口 勝美
長崎大学第一内科
-
江口 勝美
聖マリアンナ医科大学附属難病治療研究センター ゲノム医科学 研究部門
-
江口 勝美
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科病態解析・制御学講座
-
江口 勝美
長崎県済生会病院 内科
-
Eguchi Katsumi
First Department Of Internal Medicine Nagasaki University Hospital Of Medicine And Dentistry Graduat
-
Eguchi Katsumi
長崎大学 医歯薬学総合研究科臨床薬学
-
井田 弘明
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科医療展開講座リウマチ免疫制御学(第一内科)
-
江口 勝美
長崎大学附属病院第一内科
-
川尻 真也
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科展開医療科学講座(第一内科)
-
江口 勝美
Unit Of Translational Medicine Department Of Immunology And Rheumatology Graduate School Of Biomedic
-
Eguchi Katsumi
First Department Of Internal Medicine Nagasaki University Hospital Of Medicine And Dentistry Graduate School Of Biomedical Sciences Nagasaki University
-
川上 純
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科展開医療科学講座(第一内科)
-
川上 純
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 医療科学専攻 展開医療科学講座(第一内科)
-
中村 英樹
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 医療科学専攻 展開医療科学講座(第一内科)
関連論文
- 原発性胆汁性肝硬変の診断8年後に自己免疫性肝炎を合併した PBC-AIH overlap 症候群の1例
- 病態形成とアポトーシス (関節リウマチ(第2版)--寛解を目指す治療の新時代) -- (関節リウマチの成因と病態生理)
- 肺胞出血および急速進行性糸球体腎炎により再燃した顕微鏡的多発血管炎の一例
- 自己免疫疾患の病因・病態解析と新たな治療法の開発に関する研究
- 肝炎後再生不良性貧血の2例
- 関節リウマチ (特集 膠原病--その入り口から慢性期まで) -- (各論--診断と治療の実際)
- 5.多発性筋炎/皮膚筋炎に伴う間質性肺炎における気管支肺胞洗浄の検討・当院で経験した27例の検討(第31回日本呼吸器内視鏡学会九州支部総会)
- 不明熱とTNFレセプター関連周期熱症候群(TRAPS)
- 高尿酸血症の持続により持続性の多発関節炎を呈した慢性結節性痛風の一例
- 小児医学最近の進歩 TNF receptor-associated periodic syndrome (TRAPS)の全国疫学調査
- ANCA関連血管炎の病態と治療における最近の知見
- 抗リウマチ薬 (新薬展望 2007) -- (第3部 治療における最近の新薬の位置付け--新薬の広場)
- 228 不動に伴うラット関節軟骨の形態学的変化,ならびに持続的他動運動の影響(理学療法基礎系,一般演題(ポスター発表演題),第43回日本理学療法学術大会)
- 227 不動に伴うラットヒラメ筋の筋線維萎縮の発生メカニズムと間歇的伸張運動の効果に関する検討(理学療法基礎系,一般演題(ポスター発表演題),第43回日本理学療法学術大会)
- (5)術後放射線治療が奏功しているACTH産生胸腺カルチノイドの1手術例(第21回日本胸腺研究会)
- 抗GAD抗体陽性C型慢性肝炎に対するインターフェロン療法の検討
- YMDD変異株による急性増悪のため死亡したB型肝硬変の1例
- 肝細胞癌合併C型肝硬変に発症し急速に敗血症性ショックに進展した Edwardsiella tarda 感染壊死性筋膜炎の1例
- 洞房結節に転移した肉腫様肝細胞癌の1剖検例
- 678 関節固定による廃用性筋萎縮に対する持続的他動運動の影響 : 炎症性サイトカインに着目して(理学療法基礎系32, 第42回日本理学療法学術大会)
- び慢性の肝内動門脈短絡を合併し門脈圧亢進症状を呈した肝外門脈狭窄症の1例
- 間質性肺炎の急性増悪を認めた慢性関節リウマチの1剖検例
- 診断不明の関節炎を如何に診断するか
- 早期関節炎の捉え方と病態解析の方向性
- 関節リウマチ早期診断とMRI
- Hepatitis C virus kinetics during the first phase of pegylated interferon-alpha-2b with ribavirin therapy in patients with living donor liver transplantation.
- Predictive value of suppressor of cytokine signal 3 (SOCS3) in the outcome of interferon therapy in chronic hepatitis C
- 超音波ガイド下穿刺吸引細胞診で良性と判断した甲状腺腫瘍の経過 : 特に後に悪性と診断した3症例
- ヒト骨芽細胞の Fas 依存性アポトーシス伝達機構の検討 : サイトカインおよびICE/CPP32プロテアーゼの関与
- ビタミンK_2は骨芽細胞 Fas 依存性アポトーシスを抑制し、骨芽細胞数を維持する
- ヒト骨芽細胞は活性化リンパ球 Fas リガンドによりアポトーシスに陥る : 慢性関節リウマチ傍関節性骨粗鬆症への関与
- 自己免疫性甲状腺疾患とアポトーシス
- 無月経, 男性化徴候を伴った高度肥満女性患者の1例 : VLCDおよびLCD療法の性機能に及ぼす影響
- Interferon-alpha-induced mTOR activation is an anti-hepatitis C virus signal via the phosphatidylinositol 3-kinase-Akt-independent pathway.
- アジュバント関節炎ラットの後肢に対する高温,低温刺激の影響 : 2003年度(第18回)研究助成論文
- 巨細胞性肝炎像を呈した急性B型肝炎の1例
- ラミブジン抵抗性B型肝炎ウイルスの出現後に 劇症化したB型慢性肝炎の1例
- 長崎大学病院NSTの現状と栄養士の関わり
- 少量インスリン投与により進展予防を試みたGAD抗体陽性インスリン非依存状態糖尿病の1例
- インスリン遺伝子発現調節に及ぼす細胞内グルタチオン含量の影響
- 3ヶ月で寛解した全身性エリテマトーデス合併インスリン抵抗症B型の1例
- ICA512/IA-2抗体新規RIA報の臨床的評価 - Radioligand binding assay法との比較検討 -
- 急速な前脛骨動脈閉塞により左下腿切断に至った皮膚型結節性多発動脈炎の1例
- 運動療法中に疲労骨折をきたした肥満2型糖尿病患者の1例
- 肝癌の遺伝子治療
- 肝癌の遺伝子治療
- シグナル伝達経路を介した alternative splicing の誘導 : その生物学的意義と制御メカニズム
- アポトーシスと自己免疫疾患--その病態と臨床像
- 膠原病とアポトーシス (特集 膠原病研究の最近の進歩)
- セリンプロテアーゼインヒビター(Serpin)による免疫制御機構の解明 : アポトーシスとサイトカインを操る Serpin proteinase inhibitor 9(PI-9)分子の検討
- 髄膜腫摘出後に発症した Mycobacterium fortuitum 髄膜炎の1例
- 骨髄異形成症候群にBehcet病を合併した1例
- 60 関節不動化によるラット関節軟骨基質の変化に対する持続的他動運動の影響(理学療法基礎系1, 第42回日本理学療法学術大会)
- 廃用性萎縮筋におけるタンパク分解酵素発現の持続的他動運動による抑制
- サイトカインを標的とする生物学的製剤 TNF阻害薬 可溶性TNF受容体IgGキメラ(エタネルセプト) (生物学的製剤の免疫薬理と臨床--変貌する関節リウマチ治療ストラテジー) -- (主要な生物学的製剤の構造,免疫薬理学的特徴と有用性のエビデンス)
- 血管炎症候群 (特集 抗TNF-α療法の適応拡大--関節リウマチ以外の疾患治療に向けて)
- EVS2-1 早期リウマチの診断 : 現状と将来展望(リウマチ疾患診療の最新情報-特に関節リウマチについて-, 第19回日本アレルギー学会春季臨床大会)
- 新しい疾患概念'自己炎症症候群' (特集 膠原病--病態解明・新規治療の光明) -- (特論)
- 自己炎症疾患
- TRAPSの診断と新しい治療法の展開
- TRAPS(TNF receptor-associated periodic syndrome)
- Nursing Lecture(1)関節リウマチの最新薬物療法
- NK細胞における活性化誘導細胞死の機序
- 3 リンパ球のアポトーシス;特にNK細胞死のメカニズムについて(シンポジウム13 自己免疫疾患研究の進歩 基礎と臨床)
- 臨床症状 関節症状 (関節リウマチ(第2版)--寛解を目指す治療の新時代) -- (関節リウマチの検査・診断)
- CD94〔和文〕 (6月第1土曜特集 CD抗原と疾患リンパ球細胞表面機能分子の世界)
- ウイルス感染症と接着分子 (接着分子の基礎と臨床--最近のトピックス) -- (接着分子の臨床--最近の話題)
- 関節リウマチの早期診断と関節破壊進行の予測
- Cutaneous vasculitis induced by TNF inhibitors : a report of three cases
- Switching to the anti-interleukin-6 receptor antibody tocilizumab in rheumatoid arthritis patients refractory to antitumor necrosis factor biologics
- Prediction of DAS28-CRP remission in patients with rheumatoid arthritis treated with tacrolimus at 6 months by baseline variables
- 洞房結節に転移した肉腫様肝細胞癌の1剖検例
- Successful treatment of chronic lupus myocarditis with prednisolone and mizoribine
- Long-term efficacy of intravenously administered immunoglobulin in a case of polymyositis with limited application of steroid therapy.
- Contribution of an adenine to guanine single nucleotide polymorphism of the matrix metalloproteinase-13 (MMP-13) -77 promoter region to the production of anticyclic citrullinated peptide antibodies in patients with HLA-DRB1^*shared epitope-negative rheuma
- Reduction in serum levels of substance P in patients with rheumatoid arthritis by etanercept, a tumor necrosis factor inhibitor
- Putative IgG4-related pituitary disease with hypopituitarism and/or diabetes insipidus accompanied with elevated serum levels of IgG4
- Emergence of anti-islet autoantibodies in Japanese patients with type 1 diabetes
- First Japanese Patient Treated with Parathyroid Hormone Peptide Immunization for Refractory Hypercalcemia Caused by Metastatic Parathyroid Carcinoma
- A Long-term Follow-up of Serum Myeloperoxidase Antineutrophil Cytoplasmic Antibodies (MPO-ANCA) in Patients with Graves Disease Treated with Propylthiouracil
- In rheumatoid arthritis patients treated with tocilizumab, the rate of clinical disease activity index (CDAI) remission at 24 weeks is superior in those with higher titers of IgM-rheumatoid factor at baseline
- Disease activity score 28 may overestimate the remission induction of rheumatoid arthritis patients treated with tocilizumab : comparison with the remission by the clinical disease activity index
- Trajectories of anti-islet autoantibodies before development of type 1 diabetes in interferon-treated hepatitis C patients. Case reports and a literature review
- MS4-7 関節リウマチにおける可溶化IL-18受容体複合体の検討(MS4 膠原病と類縁疾患,ミニシンポジウム,第61回日本アレルギー学会秋季学術大会)
- 中條-西村症候群
- MTX以外の抗リウマチ薬 (特集 関節リウマチ診療update : これだけは知っておきたい知識とは?) -- (治療薬のPros & Cons)
- 生物学的製剤の使い方と留意点 (特集 最新の膠原病診療 : そのパラダイムシフト)
- 膠原病患者の日常生活でのケア
- 膠原病のリハビリテーションについて
- Increased incidence of pre-diabetes mellitus at a department of rheumatology : a retrospective study
- 教育講演 自己炎症症候群 (第109回日本内科学会講演会)
- IL-1阻害薬
- Delayed treatment with tumor necrosis factor inhibitors in incomplete responders to synthetic disease-modifying anti-rheumatic drugs shows and excellent effect in patients with very early rheumatoid arthritis with poor prognosis factors
- Treatment discontinuation in patients with very early rheumatoid arthritis in sustained simplified disease activity index remission after synthetic disease-modifying anti-rheumatic drug administration
- 超音波, MRIによる評価
- 自己炎症症候群
- 自己炎症疾患の新たな展開 : 内科医でも知っておく必要があります
- 下関開催記念シンポジウム1 シェーグレン症候群発症におけるHTLV-Iの関与
- 6.関節リウマチ患者に対する大量処理白血球除去療法におけるCS 180 Sカラムの除去性能(一般演題,日本アフェレシス学会第12回九州地方会抄録)
- Rising Star Symposium 3 全身性エリテマトーデスにおけるCalcium/Calmodulin-dependent protein Kinase type IVの役割