アジュバント関節炎ラットの後肢に対する高温,低温刺激の影響 : 2003年度(第18回)研究助成論文
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概要
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本研究では,アジュバント関節炎ラットの後肢に42℃の高温刺激と10℃の低温刺激を負荷し,関節炎の病態におよぼす影響とヒラメ筋の廃用性筋萎縮の進行抑制効果を検討した。7週齢のLewis系雌ラット31匹を生理食塩水を投与する非関節炎群15匹と起炎剤を投与する関節炎群16匹に分け,各々の群を通常飼育群,高温刺激群,低温刺激群に分けた。そして,高温,低温刺激は起炎剤投与1週後から2週間,1日1時間,週5回負荷した。高温刺激ではタイプI,II線維とも廃用性筋萎縮の進行抑制効果を認めたが,低温刺激ではタイプI線維のみでしか効果を認めず,このことから廃用性筋萎縮の進行抑制に対しては低温刺激より高温刺激が効果的であることが示唆された。しかし,関節炎の病態に対しては高温刺激により悪影響があり,これらのことを総合的に判断するとアジュバント関節炎に対しては低温刺激が安全かつ有効な方法と思われる。
- 2004-12-20
著者
-
江口 勝美
長崎大学医学部附属病院第一内科学教室
-
沖田 実
星城大学リハビリテーション学部
-
片岡 英樹
長崎記念病院リハビリテーション部
-
友利 幸之介
神奈川県立保健福祉大学
-
沖田 実
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科理学・作業療法学講座基礎理学療法学研究室
-
片岡 英樹
長崎大学 医歯薬学総合研究科保健学専攻
-
江口 勝美
長崎大学第一内科
-
江口 勝美
聖マリアンナ医科大学附属難病治療研究センター ゲノム医科学 研究部門
-
江口 勝美
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科病態解析・制御学講座
-
江口 勝美
長崎県済生会病院 内科
-
Eguchi Katsumi
First Department Of Internal Medicine Nagasaki University Hospital Of Medicine And Dentistry Graduat
-
Eguchi Katsumi
長崎大学 医歯薬学総合研究科臨床薬学
-
吉村 俊朗
長崎大学医学部保健学科
-
本村 政勝
長崎大学医学部第一内科
-
本村 政勝
長崎大学第一内科
-
沖田 実
名古屋学院大学 人間健康学部リハビリテーション学科
-
中野 治郎
長崎大学医学部保健学科
-
中居 和代
田川慈恵病院リハビリテーション科
-
豊田 紀香
長崎北病院総合リハビリテーション部
-
中居 和代
長崎北病院
-
中野 治郎
長崎大学医学部附属病院
-
江口 勝美
長崎大学附属病院第一内科
-
本村 政勝
長崎大学 医学部 第1内科
-
吉村 俊朗
長崎記念病院 リハビリテーション部
-
吉村 俊朗
日本赤十字社長崎原爆病院
-
沖田 実
長崎大学 理学療法学専攻
-
江口 勝美
Unit Of Translational Medicine Department Of Immunology And Rheumatology Graduate School Of Biomedic
-
江口 勝美
長崎大学医学部第一内科
-
江口 勝美
長崎大学医学部第1内科
-
片岡 英樹
長崎記念病院 リハビリテーション部
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