自由曲面をもつ三次元物体への高精度テクスチャマッピング(コンピュータグラフィックス)
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概要
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文化財が地震や火災で失われていく状況に対応して, ディジタル保存技術の必要性が認識され始めている.ディジタル保存では, 実物から形状とテクスチャを取得し三次元CGとして再現される.三次元形状はレーザスキャナを用い, テクスチャはカメラ画像を用いる方法が一般的である.形状の計測誤差や, テクスチャを撮影する際の光学系のひずみや, 形状とテクスチャの対応付けの際の誤差等により, テクスチャを三次元形状にマッピングすると2枚の画像の模様のずれが生じることが多い.カメラ位置推定には, 物体の輪郭を用いる方法が用いられることが多いが, 本論文では, テクスチャ画像に注目し, テクスチャ同士を一致させることにより, これらのずれを最小化する方法を提案する.また, オーバラップ率を一定にし, マッチングが確実に行うことができるようなカメラ位置を決定する方法を提案する.提案方法を2個の物体に適用した結果, ずれの少ないテクスチャが得られ, 本方法の有効性を示すことができた.
- 2005-07-01
著者
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