大規模距離画像の位置合わせと誤差補正ならびに文化遺産への適用(D論セッション(1))
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概要
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本論文では複数方向から測定された大規模距離画像の同時位置合わせ手法及び誤差補正手法を提案する.同時位置合わせ手法には, 視線方向探索を用い, 点と面の距離を評価関数とした手法を用いた.対応点探索の際にインデックス画像を用いる事で, 正確なセンサパラメータを必要とせずに高速な計算が可能である.また, 計算時間とメモリ使用量を考慮した並列同時位置合わせ手法を開発した.距離画像間の関係を組合せグラフとして定義し, グラフ分割の手法を用いる事によって最適な負荷, データ分散を実現している.誤差補正手法では, 測定誤差が視線方向に主に分布している事を利用して, 視線方向探索によって得られた対応点から正しい位置を推定する.異方向性誤差による誤対応問題を避けるために, 反復計算によって誤差の補正を行う.最後に本手法を用いて文化遺産をモデル化した例を示し, 提案する手法の有効性を確認する.また, 生成したモデルを文化財のデジタル復元に応用した結果も示す.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2005-05-12
著者
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