いわゆる心臓神経症患者における胸背部過敏点の臨床的意義の検討 : 特に針治療の効果に関して
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概要
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いわゆる心臓神経症患者の背部過敏棘突起の両側の來脊穴に針治療を一週間隔で計3回行い以下の結果を得た。1) 胸痛, 呼吸困難感, 肩こりおよび背部痛, 胸部圧迫感に対しては著効を示したものが80%以上であったのに対し, 全身倦怠感, ふらつきに対しては著効が30%と有効性が低かった。2) 過敏点の過敏度も針治療により改善した。3) 過敏点の改善度と自覚症状の改善度との間では, 治療1回後で, 胸痛, 呼吸困難感において, それぞれ0.667, 0.642と正の相関関係が認められた。
- 社団法人 日本東洋医学会の論文
著者
-
中川 哲也
九州大学医学部心療内科
-
三島 徳雄
九州大学医学部心療内科
-
岡 孝和
産業医科大学神経内科
-
岡 孝和
唐津赤十字病院心療内科
-
松浦 達雄
唐津赤十字病院心療内科
-
中川 哲也
九州大学医学部附属病院心療内科
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