麹酸を主としたγ-ピロン化合物の研究(第13報) : Nickel peroxideおよびactive MnO2による麹酸の酸化
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概要
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(1)麹酸ベンジルエーテルはnickel peroxideおよびactive MnO2の酸化により有機触媒中ではコメンアルデヒド誘導体を,水溶液ではコメン酸ベンジルエーテルを酸化生成物として与えた. (2) i)水溶液中の酸化においてpH 12,反応温度40°,反応時間nickel peroxideは0.5〜1.0時間, MnO2は2.0時間の条件で約90%の高収率でコメン酸ベンジルエーテルが単離された. ii)酸化剤の使用量はnickel peroxideは被酸化物に対して重量比で約5倍量, MnO2は約10倍量で充分であった. nickel peroxideは再活性化が容易で連続的に使用できた. (3)コメン酸ベンジルエーテルをラネーニッケル触媒下高圧還元することにより,容易にコメン酸を得ることができた.
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