封管燃焼法による有機窒素の精密デシミリグラム定量
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概要
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ガラス小封管内において試料の燃焼および化学処理を行ない,50%水酸化カリウム上に捕集した窒素を減圧下に拡大して精密に体積を求めるデシミリグラム窒素定量法において,器具の改良および計算上の諸補正値に修正を加え,定量精度を著しく向上させることができた.修正の主要点は,窒素体積と置換した水がメニスカスを反転しているために起こる誤差,50%水酸化カリウム液の燃焼管内における自然液位上昇および燃焼管内壁のぬれの誤差などである.新しい修正式によって得られる標準物質の分析誤差は,平均偏差として±0.03%以下,標準偏差として士0.05%以下の成績が得られた.特に窒素含有率が20%以下の場合に標準偏差は±0.03%程度となる.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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