鮒糸状虫症に関する研究―IV : 中間宿主への仔虫の侵入と発育
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概要
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1. 鮒糸状虫の中間宿主として3種のケンミジンコ類が確認された。2. ケンミジンコ類は積極的に鮒糸状虫の仔虫を捕食し,摂取された仔虫は5時間以内に胃壁を貫通して血体腔内に寄生する。3. 血体腔内の仔虫は侵入後2日目から急速に発育し,5日後に大部分の仔虫が発育を完了するが,発育に伴なって起こると推察される脱皮は確認できなかった。4. 多数の仔虫に感染したケンミジンコ類はこれに耐過できず,多くは短時間で死滅した。
- 日本魚病学会の論文
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