クルマエビのビブリオ病の病理組織学的研究
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概要
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1. ビブリオ病の病原体Vibrio sp.に自然感染した,また菌浴法で実験感染させた病クルマエビについて病理組織学的観察を行った。2. 本病の最大の特徴はリンパ様器官の激しい細菌侵襲による全域的壊死で,これが死に関与すると考えられた。3. リンパ様器官には細菌集落を中心にメラニン沈着を伴なう血球集中が起こり大小の黒色結節様体が多数形成されていた。同様の小黒色結節は鰓,心臓その他にも散発的に形成されており,これらは侵入細菌に対する防御反応によるものと考えられた。
- 日本魚病学会の論文
著者
-
高橋 幸則
水産大学校生物生産学科
-
桃山 和夫
山口県内海水産試験場
-
伊丹 利明
水産大学校生物生産学科
-
江草 周三
Fish Disease Center
-
江草 周三
(社)日本水産資源保護協会魚類防疫センター
-
高橋 幸則
水産大学校増殖学科
-
伊丹 利明
水産大学校増殖学科
-
高橋 幸則
水産大学校 生物生産学科
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