養殖クルマエビの筋壊死症
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概要
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1981年以来, 秋から冬にかけて腹部筋肉が白色不透明化した養殖クルマエビが得られた。病エビは活力がなく, 市場への輸送途中での死亡を懸念して“活クルマエビ”とは別に選別された。病理組織学的検討を行った結果, 非感染性の筋壊死症と診断され, 筋繊維の壊死・消失, 壊死域の結合組織の増生による置換など種々の変化が観察された。養殖池の水質には特に異常値は認められず, 病因は秋以後実施された収穫作業にあり, その刺激に対する過度の逃避反応のためであることが最も強く疑われた。
- 日本魚病学会の論文
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