渓流資源増大技術開発事業(平成22年度/国庫委託)
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概要
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ニッコウイワナ在来個体群の遺伝的多様性復元を目的とした支流間移植実験を行いました。遺伝的多様性が低下した支流に,近隣の支流から25個体(雄16個体,雌9個体)を移植しました。移植に先立ち,移植先区間の性比を雄あるいは雌の一方に偏らせ,そこに対応する性の個体を移植することで,翌年には高い率(全体の64。7%)で移植個体と先住個体の交配で生まれた当歳魚がみられました。重要な在来個体群生息地で遺伝的回復を図る場合には、移植前の親魚数や性比の調整を行うことで移植の効果をより高めることができると考えられました。
- 2012-03-00
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