小規模魚道開発試験(平成18年度)
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概要
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分断化された水域ネットワークを回復させることを目的として、本年度は河川-水路間への小規模魚道の設置方法について検討した。24cm幅のポリエチレン製角型U字溝に、木製の堰板を15cm間隔ではめたものを魚道として使用した。大田原市佐良土地先で箒川に流入する農業用排水路の箒川との合流点より6m上流にある落差工(高さ90cm)脇に設置した。魚道の設置期間中、魚道内には土砂やゴミの堆積は認められず、常時通水の状態を保った。採捕された魚類は、合計14種、1,334個体に上った。以上のことから、河川と水路の連続性を回復させるためにU字溝型の簡易魚道の設置は簡便かつ有効な方法であると考えられた。
- 2008-03-00
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