水域ネットワーク利用状況調査
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
水域ネットワーク復元のための基礎情報を収集することを目的に、水路の構造ごとの生息魚種の違いについて調査した。平成18年(2006年)4月2日~10月31日、11月17日に、箒川に流入する農業用排水路(大田原市、以下箒川水路とする)で行った。遡上魚の採捕結果は4月から6月まではドジョウ、タモロコ、ヨシノボリが、7月以降はカワムツとウグイが、7月はギバチが多く採捕された。水路内の魚類の多くは農閑期の流量の減少を引き金に川や桝といった水量の安定する場所へ移動するものと考えられ三面護岸よりは生息種数を増やす効果をもつ可能性が考えられた。また、三面護岸の水路でも淀みを造成することで生息種数を増加させることができるものと考えられた。
- [栃木県水産試験場]の論文
著者
関連論文
- ヨコハマシジラガイのグロキディウム幼生の寄生生態
- 一時的な水涸れの有無や環境特性の異なる2水路におけるヨコハマシジラガイの斃死率の違い
- プランクトンネットを用いて確認されたヨコハマシジラガイ幼生の流下挙動
- 那珂川に遡上したアユと放流された人工産アユの形態比較(平成18年度~)
- イトヨ生息状況調査(平成22年度/県単)
- 河川からの魚類の移動が可能な水田水域における仔稚魚の出現状況(平成22年度/県単)
- 那珂川アユ漁獲量調査(平成22年度/県単)
- 那珂川アユ遡上・放流状況調査(平成22年度/県単)
- カワウ対策事業
- 水域ネットワーク利用状況調査
- 那珂川に遡上した稚アユの体サイズ(平成18年度~)
- 希少魚を含めた水生生物の生息状況調査
- 小規模魚道開発試験(平成18年度)
- 那珂川アユ資源動態調査(平成18年度~)
- 水域ネットワーク利用状況調査