小児がん経験者の病気のとらえ方の特徴と退院後の生活における困難との関連
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概要
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本研究の目的は、小児がん患者の病気に対するとらえ方の特徴と、それらが患者の心理社会的問題や適応とどのような関連があるのかを検討することであった。小児科外来通院中の21名の小児がん患者を対象に半構造化面接を実施し、病気に対するとらえ方と退院後の生活における困難について聴取した。また、健康関連QOL尺度(Peds-QL)を測定した。Fisherの直接確率検定の結果、退院後の生活で経験する困難が病気のとらえ方に影響を及ぼしている可能性が示唆された。また、重回帰分析の結果、前向きなとらえ方がQOLに正の影響を、後ろ向きなとらえ方やあきらめの姿勢が負の影響を及ぼす様相が示唆されたが、統計的には有意ではなかった。今後は、対象者数を増やし、量的検討を実施していく必要がある。
- 2013-01-31
著者
-
平井 啓
大阪大学大学院医学系研究科生体機能補完医学講座
-
尾形 明子
宮崎大学教育文化学部
-
武井 優子
早稲田大学大学院人間科学研究科
-
小澤 美和
聖路加国際病院小児科
-
真部 淳
東京大学医科学研究所
-
平井 啓
大阪大学大学院コミュニケーション・デザインセンター
-
平井 啓
大阪大学 人間科研究
-
鈴木 伸一
早稲田大
-
盛武 浩
宮崎大学医学部小児科学
-
尾形 明子
広島大学大学院教育学研究科
-
鈴木 伸一
早稲田大学 人間科学学術院
-
平井 啓
大阪大学コミュニケーションデザインセンター
-
真部 淳
聖路加国際病院
-
武井 優子
宮崎大学医学部附属病院
-
武井 優子
宮崎大学医学部附属病院:早稲田大学大学院人間科学研究科
-
平井 啓
大阪大学コミュニケーション・デザインセンター
-
小澤 美和
聖路加国際病院
-
盛武 浩
宮崎大学医学部 小児科
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