がん末期患者への積極的な治療行動における医師役割規範・医学教育・医療経験の影響
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概要
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末期がん患者に対する医師の積極的な治療行動における医師役割規範, 医学教育, 医療経験の影響を調べるために, 一般大学生284名, 医学生58名, 医師74名に, 治療選択に関する質問調査を行った.大学生を無作為に患者と医師に分け比較した結果, 仮想的に医師役割を担った大学生医師群は大学生患者群より積極的に治療する行動がみられた.さらに大学生仮想医師群, 医学生群, 医師群の3群の比較で, より積極的に治療する行動が医学生群, 医師群へと強まっていたことがわかった.これらより, 末期がん患者に対する医師の積極的な治療行動には, 医学教育, 医療経験のみならず, 先験的な医師役割規範が影響を及ぼしていることが示された.
- 日本心身医学会の論文
- 2000-06-01
著者
-
平井 啓
大阪大学大学院医学系研究科生体機能補完医学講座
-
平井 啓
大阪大学大学院コミュニケーション・デザインセンター
-
平井 啓
大阪大学コミュニケーションデザイン・センター:大阪大学大学院人間科学研究科:大阪大学大学院医学系研究科
-
平井 啓
大阪大学 人間科研究
-
柏木 哲夫
大阪大学大学院人間科学研究科
-
鈴木 要子
滋賀医科大学看護学科
-
鈴木 要子
大阪大学大学院人間科学研究科臨床死生学研究室
-
柏木 哲夫
大阪大学 大学院 人間科学研究科
-
柏木 哲夫
大阪大学 大学院人間科学研究科
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