使用シーンの提示がコンジョイント分析の結果に与える影響
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概要
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開発の初期段階に行うコンセプトテストでは,製品コンセプトを文章やイラストによって表現し,顧客に提示するのが一般的であり,コンセプトの内容を正しく理解してもらう工夫が大切となる.本論文では,加藤らのフレームワークに従って,製品コンセプトにおける使用シーンの表現の具体性を系統的に変化させ,コンジョイント分析におけるコンセプトの識別性にどのような影響を与えるかを明らかにすることを試みた.結果として,品質要素の種類(性能,操作性,信頼性),製品の特性(使用方法の多さ,使用場所の多様さ)により,影響が異なること,これらの影響の相違は, (a)品質要素に対する関心の強さ, (b)品質要素を理解するためにはどのような使用シーンを想起する必要があるのか, (c)製品の特性によって生じる,顧客がアイデア・効用から想起する使用シーンと提示した使用シーンとの不一致, (d)提示する情報の量が増えることによる理解の困難さ,の4つを考慮することで,総合的に解釈できることがわかった.
- 2012-07-15
著者
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中條 武志
中央大学理工学部経営システム工学科
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中條 武志
中央大学 理工学部経営システム工学科
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中條 武志
中央大学理工学部
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村上 哲也
中央大学大学院理工学研究科経営システム工学専攻:(現)リンテック株式会社
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村上 哲也
中央大学大学院理工学研究科経営システム工学専攻
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