情報システム開発における情報漏洩事故の未然防止 : 意図しないヒューマンエラーに起因する事故の防止を目的とするFMEAの提案
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概要
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情報漏洩事故は,度忘れ,勘違いなどの人の意図しないエラーによるものが占める割合が小さくない.人のエラーは,発生頻度(発生確率)が低く,あらゆる業務で起こる可能性があるため,業務に潜む発生しそうなエラーのリスクを予め洗い出し対策することが必要である.しかし,FMEAを情報漏洩事故の防止に活用した例は少ない.本論文では,ソフトウェア開発を行っている組織の業務を対象に,FMEAの適用において何が難しいのか,どうすれば容易に用いることができるようになるのかについて検討し,情報漏洩事故の未然防止を行う目的でFMEAを適用する場合の具体的な手順を明らかにした.また,この手順を,ソフトウェア開発を行っているA社の業務に適用し,その有効性を評価した.結果として,提案した手順は,エラーの抜け落ち,解析に要する時間などの点で,従来方法を適用する際の難しさを解消できることがわかった.
- 2013-10-15
著者
-
中條 武志
中央大学理工学部経営システム工学科
-
河合 清博
(株)インテック経営監査室
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中條 武志
中央大学理工学部
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石崎 博
(株)CIJ
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早乙女 慧
中央大学大学院理工学研究科経営システム工学専攻:(現)JUKI(株)
-
高見沢 正己
(株)CIJ
-
河合 清博
(株)CIJ
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