事業所の特性に応じた品質システム規格
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概要
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ISO9000シリーズが国際規格となってから10年余りが過ぎ,日本においてもこの規格に基づく品質システムの審査登録に取り組む企業の数が年々増加している.しかし,ISO9000シリーズは組立産業をベースに考えられているため,近年その適用が進んでいるサービス産業やソフトウェア産業などにおいては,生産形態の違いによって規格の要求事項を満たすことが困難となる場合が生じている.また,中小企業における取り組みも進んでおり,企業規模が品質システムの構築に与える影響についても問題視されつつある.本論文ではISO9000シリーズの審査登録を受けている企業に対して,ISO9000の要求事項の中で実施・解釈が困難であった項目をアンケート調査し,これらが業種や企業規範とどのような関係があるかを明らかにすることを試みた.その結果,業種によって実施が困難となる項目に差があること,事業所の規模によって差がないことが分かった.
- 社団法人日本品質管理学会の論文
- 1997-10-15
著者
-
中條 武志
中央大学理工学部
-
中村 文彦
中央大学理工学部管理工学科:(現)静岡銀行
-
金井 亨
中央大学大学院理工学研究科管理工学専攻
-
金井 亨
中央大学 大学院理工学研究科管理工学専攻:(現)(株)雪印
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