ISO9000シリーズに基づく効果的な内部品質監査に関する調査研究
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概要
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ISO9000シリーズに基づく品質システムの特徴として内部品質監査が挙げられる.しかし, そのやり方に関しては企業ごと監査者ごとに独自の方法が取られており, 品質トラブルを引き起こす原因となっている, 品質システムの欠陥を効果的に発見できる内部品質監査とはどのようなものかについて実証的・系統的に論じられていない.本研究では, ISO9000審査登録を受けた多数の事業所について, a)内部品質監査の方法, b)監査における指摘事項, c)品質トラブルを引き起こしている品質システムの欠陥の3つを調査し, a), その中でも特に監査チェックリストの内容がb)とc)の合致度に与える影響を明らかにすることを試みた.結果として, 両者の合致度をあげるためには決められたとおり行われているかや内容的に適切なものかをチェックする項目を減らし, 結果の悪さが把握されているかや必要な仕事が抜け落ちていないかをチェックする項目を増やすのがよいことが分かった.
- 社団法人日本品質管理学会の論文
- 1999-01-15
著者
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