魅力的品質・当り前品質を考慮した価値指数の提案

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概要

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品質と価格が顧客の購買意欲に与える影響を定量的に表現する一つの指標として価値指数がある.しかし,価値指数と購買意欲との関係を調べると,製品・サービスごとに良い直線性が得られるものの,製品・サービスによってその傾きが大きく異なることが知られている.本論文では,顧客が各品質項目を魅力的,一元的,当り前のいずれに感じているかを考慮した新しい価値指数を提案した.また,この式を実験的に得た5製品の購買意欲のデータに当てはめ,その可能性を検討した.結果として,提案した価値指数を用いることで様々な製品・品質水準についての価格と購買意欲の関係を統一的に表すことができる可能性があること,この価値値数においては総合的品質評価点の中の魅力的品質,一元的品質,当り前品質の寄与率をすべて考慮する必要があること,どのように考慮するのがよいのかは日常性や耐久性などの製品属性によって異なることがわかった.
2013-07-15

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