マネジメントシステムの評価・診断法に関する一考察
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概要
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ものごとを効果的・効率的に行うためにはそのプロセスおよび結果を計測することが必要であり, マネジメントシステムの確立とその評価・診断法の開発は密接に関連している.しかし, どのような評価・診断法がよいかについては, 従来経験的に議論されてきた部分が多く, 実証的な立場からの検討が遅れている.本論文では, 「研究開発マネジメント」と「方針管理」の2つを例に取り上げ, マネジメントシステムの評価・診断法の開発を試み, その過程および得られた評価・診断法の性質について考察した.結果としてマネジメントシステムの評価・診断法が満たすべき条件や, これらの条件を満たす評価・診断法を系統的に作り出す手順を明らかにすることができた.また, マネジメントシステムの状態をよりよく区別するためには, 要因系と結果系に分けて評価項目を作るより, 因果関係にある要因系と結果系の要素をまとめて一つの評価項目とすることが有効なことも分かった.
- 社団法人日本品質管理学会の論文
- 2000-07-15
著者
-
中條 武志
中央大学理工学部経営システム工学科
-
荻野 誠哉
中央大学大学院理工学研究科経営システム学専攻:(現)味の素(株)
-
名取 剛
中央大学大学院理工学研究科経営システム工学専攻
-
萩野 誠哉
中央大学
-
名取 剛
中央大学大学院理工学研究科経営システム工学専攻:(現)日本電気(株)
-
中條 武志
中央大学理工学部
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