製造における作業ミス発生率の予測に関する研究 : フールプルーフ化原理に基づくミス発生要因の候補となる変数の列挙
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概要
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製品設計や工程設計の段階で潜在する作業ミスの危険性やそれに対する作業方法改善による発生防止対策の有効性を定量的に評価するためには,過去のデータを用いて作業ミス発生率の予測式を作る必要がある.本論文ではこのような状況においてフールプルーフ化の原理を応用して作業方法にかかわるミス発生要因の候補となる変数を系統的に列挙する方法を明らかにすることを試みた.一つの具体的な手順を提案した上で,これを多品種少量生産を行っているプリント基板部品挿入工程へ適用し,その妥当性・問題点について検討した.結果として欠品,誤品,および逆向き組み付けについては,提案した手順を用いることで有効なミス発生要因を見つけ出すことが可能であることが分かった.
- 社団法人日本品質管理学会の論文
- 1997-10-15
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