セリ科植物の生薬学的研究(第21報) : "柴胡"の剖見
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概要
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"Saiko or Chaihu (柴胡)", Bupleuri Radix, is one of the most important Chinese drugs and it has been often used in several Chinese medical prescriptions. Root of Bupleurum falcatum L. collected in Shizuoka prefecture have hitherto been regarded as the best kind of the drug in Japan, but according to the minor yield of the drug there nowadays, the supply of the drug owes much to the yield from Kyushu or other provinces and the import from China. The authors has performed anatomical study on several kinds of the drugs appeared in Japanese and Chinese markets in order to confirm their original plants, comparing with standard specimens, dried roots of Bupleurum falcatum L. (1), B. chinensis DC. (2), B. longiladiatum TURCZ. (3) (Umbelliferae) and Potentilla chinensis SER. (4) (Rosaceae), and found as follows a) Standard specimen of (I) can be classified into two types on account of some differences in arrangement style of vessels in xylem, according to the cultivated place, and all of "Japanese Saiko" are assigned to (1) ane similarly classifiable. b) All of "Chinese Saiko" examined here are assigned to (2), and can be easily discriminated from "Japanese Saiko" in points of distribution of oil canals and the arrangement of vessel groups. c) Root of (3) has very large oil canal, and root of (4) has fine crystals of calcium oxalate in parenchyma cells and no oil canal, then both are distinctly different each other on the anatomical features and can be discriminated clearly from (1) or (2), and none of the drugs in markets have been found to be of the roots of (3) or (4).
- 日本生薬学会の論文
- 1964-01-20
著者
-
木村 康一
名城大学薬学部
-
木村 康一
東日本学園大学薬学部
-
秦 清之
大阪薬科大学
-
秦 清之
京都大学薬学部
-
木村 康一
京都大学薬学部
-
佐野 清教
富山大学薬学部和漢薬研究施設
-
佐野 清教
京都大学薬学部
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