再入院した統合失調症患者の症状マネジメント習得と支援体制確立に向けたケア
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概要
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本研究の目的は,退院後1年以内に症状悪化により再入院した統合失調症患者に対して実施されたケアについて明らかにすることである.特に本研究においては,症状マネジメントの習得と地域での支援体制を確立するために提供されたケアに焦点をあてた.対象者は3つの精神科病院の急性期病棟に勤務する6名の看護師で,再入院し3ヵ月以内に退院した統合失調症患者6名に実施したケアについて,対象者にインタビューを行い,その内容を質的に分析した.分析の結果,症状マネジメントの習得に向けたケアとして10カテゴリーが,地域生活維持に向けて支援体制を整えるケアとして11カテゴリーが抽出された.再入院の要因によって,患者を服薬中断群3名とストレス群3名の2群に分類し,2群を比較したところ,ストレス群の患者には服薬中断群の患者に比べ,より多岐にわたってケアが実施されていた.また,ストレス群の患者には,症状マネジメントの習得や地域での支援体制確立に向けたケアが,再入院の早期から提供されていた.
- 日本精神保健看護学会の論文
- 2010-06-30
著者
-
大川 貴子
福島県立医科大学看護学部
-
中山 洋子
高知女子大学 看護学部
-
中山 洋子
東京女子医科大学 看護学部
-
田上 美千佳
東京都精神医学総合研究所
-
新村 順子
東京都精神医学総合研究所
-
田井 雅子
高知女子大学 健康生活科学研究科
-
大竹 眞裕美
福島県立医科大学看護学部
-
大川 貴子
福島県立医科大学 看護学部
-
大川 貴子
福島県立医科大学看護学部心理社会看護学部門精神看護学領域
-
遠藤 太
星ヶ丘病院
-
大竹 眞裕美
高知女子大学 看護学部
-
大竹 眞裕美
福島県立医科大学
-
中山 洋子
福島県立医科大学看護学部
-
中山 洋子
福島県立医科大学
-
田井 雅子
高知女子大学 看護学部
-
野田 智子
福島県立医科大学看護学部ケアシステム開発部門精神看護学
-
野田 智子
東京医科歯科大学大学院保健衛生学研究科
-
濱尾 早苗
福島県立医科大学看護学部
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