基礎看護技術演習に闘病記を用いる教育効果
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概要
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「基礎看護技術演習」では,はじめて日常生活援助を行う臨地実習(「基礎看護学実習」)の後に,新人ナースが頸髄損傷となった「直子さん」の闘病記を用いて「基礎看護技術演習」の総合演習を試みた.闘病記から日常生活援助を受ける「直子さん」の思いが書かれた場面を選定し,グループワークを行った.学生は闘病記と出会い,臨地実習の体験を振り返りつつ,患者の立場に立ち返ることが可能となった.この点に,臨地実習後「基礎看護技術演習」の総合演習に闘病記を用いたことの教育的効果を確認できた.今後はさらに基礎看護技術教育において「基礎看護技術演習」と臨地実習の効果をどのように連動させるのか,適切な時期に闘病記を用いることの重要性が示唆された.
著者
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