64.イネフィトアレキシンモミラクトンAのいもち病菌による代謝産物の同定(口頭発表)
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概要
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Phytoalexins (PAs) are low-molecular-weight antimicrobial compounds produced and accumulated in plants after exposure to pathogen. On the other hand, pathogenic microbes can prevent plant disease resistance mechanism including detoxification of PAs. In this study, we investigated the metabolism of diterpenoid PA momilactone A by blast fungus. Momilactone A (0.3mM) in liquid culture of blast fungus decreased during incubation. Accompanying momilactone A decrease, the accumulation of a substance which shows a possible molecular ion at m/z 286 (designated as M286) was detected on GC-MS analysis. The accumulation of M286 reached the maximum at 4h after the addition of momilactone A. Momilactone A metabolites were extracted by 70% methanol from fungal culture medium incubated 4h after the addition of momilactone A. The aqueous solution was partitioned against ethyl acetate and the combined ethyl acetate layer was evaporated to dryness. M286 was purified by a reversed phase HPLC. HRMS indicated a molecular formula of C_<19>H_<26>O_2. Furthermore, we assigned M286 to 19-demethy1-3,6-dioxo-9βH-pimara-7,15-diene based on 1D and 2D NMR. The structure of M286 suggested that M286 was a metabolite which was converted from momilactone A via decarboxylation and oxidation. M286 was chemically synthesized from momilactone A by alkaline decarboxylation and Dess-Martin oxidation. Now we are investigating activity of M286 as the inhibitor of spore germination and quantitating M286 by LC-MS/MS.
- 2010-10-01
著者
-
長谷川 守文
茨城大・農・資源生物
-
光原 一朗
生物研
-
大橋 祐子
農生資研
-
瀬尾 茂美
農業生物資源研
-
大橋 祐子
農業生物資源研
-
今井 卓也
茨城大・院・農
-
光原 一朗
農業生物資源研
-
戸嶋 浩明
茨城大・院・農
-
長谷川 守文
茨城大・院・農
-
光原 一郎
生物研
-
長谷川 守文
茨城大・農学部
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