チガヤ(Imperata cylindrica L.)における多芽体誘導と重イオンビーム照射による矮性系統の選抜

元データ 2009-10-15

概要

チガヤの生長点から多芽体カルスを誘導し,効率的な植物体再分化系を確立するとともに,この多芽体カルスを用いて重イオンビームを照射し,矮性系統の作出を試みた。葉原基を1-2枚残した生長点は,MS培地に,2,4-DおよびBAPをそれぞれ組み合わせて添加し培養を行った。その結果,0.1mg/L 2,4-Dおよび2.0mg/L BAPの添加で最も高い形成率を示した。その後,この多芽体カルスは再分化培地でシュートを形成させ,発根培地で発根を促すことで,多くの植物体を得ることができた。チガヤの生長点由来多芽体カルスは,重イオンビーム(ネオンイオンおよび炭素イオン)を照射したところ,3年間の育成期間と形態的特性調査により,ネオンイオン20Gy照射区から草丈の極めて低い矮性系統が見いだされた。

著者

明石 良 宮崎大学フロンティア科学実験総合センター
阿部 知子 独立行政法人理化学研究所FRS加速器利用展開グループ
明石 良 宮崎大学フロンティア実験科学総合センター
久綱 泰代 宮崎大学農学部
橋口 正嗣 宮崎大学フロンティア科学実験総合センター
繁木 雄一 富士化学(株)テクニカルセンター
山本 耕造 富士化学(株)テクニカルセンター
磯部 弘 富士化学(株)テクニカルセンター
久綱 泰代 宮崎大学農学部生物環境科学科:(現)宮崎県児湯農業改良普及センター
阿部 知子 理研 仁科加速器研究セ
明石 良 宮崎大 フロンティア科学実験総合セ
橋口 正嗣 宮崎大フロンテイア

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