MXコアにおけるPE粒度変更による実行効率の改善(コンピュータシステム技術,FPGA応用及び一般)
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概要
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MXコアは細粒度の演算器(Prpcessing Element:PE)を複数搭載した超並列SIMD(Single Instruction Multiple Data)型プロセッサである.MXコアは細粒度PEを超並列に動作させることでピーク性能を高めている.よって,その性能はPEの稼働状況(並列度)に依存する.一方,アプリケーションは一般に演算データのサイズや処理内容によって演算並列度は一定ではないため,常にすべてのPEで処理を行えるわけではない.本稿では,並列度の低いアプリケーションにおいてPEの稼働率を向上させる手法として,演算粒度を変更可能なPEアーキテクチャを提案する.提案アーキテクチャをRSA暗号に適用した結果,従来アーキテクチャと比較して34%の性能改善が得られた.
- 2009-01-22
著者
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飯田 全広
熊本大学大学院自然科学研究科情報電気電子工学専攻
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末吉 敏則
熊本大学大学院自然科学研究科情報電気電子工学専攻
-
中野 光臣
熊本大学大学院自然科学研究科
-
溝上 雄太
熊本大学大学院自然科学研究科
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末吉 敏則
熊本大学大学院自然科学研究科
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飯田 全広
熊本大学大学院自然科学研究科
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