禁煙治療健康保険適用後の市民向け禁煙相談における課題

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概要

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【目的】禁煙治療が健康保険適用となる以前の2005年と、適用後の2006年に実施された一般市民対象の禁煙相談活動で、この保険適用が与える影響について明らかにした。【方法】保険適用前の2005年と適用後の2006年に本学学園祭で実施された個別禁煙相談に来訪した本人とし、年齢、性別、ファーガストロームタバコ依存度(FTND)、呼気中CO濃度、ニコチンパッチ処方枚数を調査した。【結果】喫煙重症度は両年で有意差なく、処方枚数は15.95±11.56枚(2005年)、4.53±9.24枚(2006年)で有意に2005年が多かった。2005年で禁煙成功率21.6%、2006年で10.0%であった。【考察】会場での処方枚数が少ない事が禁煙成功率低下の原因と考えられる。【結論】禁煙相談後にいかに禁煙意欲を維持して医療機関での治療につなげるかが課題と考えられる。
埼玉県立大学の論文

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