幼稚園・保育所の3,4,5歳クラス幼児における排泄の自立の実態と保育者の意識(第三十号記念号)
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概要
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本研究は,幼稚園・保育所における幼児の排泄の自立の実態と排泄の自立に関する保育者の意識を明らかにすることを目的とするものである。幼稚園・保育所に勤務する保育者を対象に質問紙調査を実施した結果,4月時点では担当クラスにおむつ使用児が一人以上いるとの回答が3歳クラスでは92.2%を占め,4歳クラスにおいても11.6%であった。また,保育者の多くは排泄の自立の遅れが幼児の育ちや保育に与える影響について問題視していることが示され、トイレトレーニングを高い月齢から開始し短期間で終了しようとする家庭の子育て姿勢の変化と,保育現場の体制や保育者の意識との間の齟齬が明らかとなった。子育の実態をふまえた保育のあり方を探ることが早急に取り組むべき課題であると思われる。
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