幼稚園に就園する3年間で幼児が獲得する計数技能の実態
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概要
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本研究の目的は幼稚園3歳クラスに入園した幼児が,園を修了するまでの3年間にわたって獲得していく計数技能の実態を縦断的分析により明らかにすることである。対象児は新潟市の一幼稚園に就園している幼児85人である。この幼稚園では特別な数教育といわれる指導は行われていない。計数課題は32個のおはじき集合を数えるもので,これを毎年度2回,計6回実施した。そのデータを分析して計数技能の実態を明らかにし,さらに解答パターンの変化を分析し,計数の指導の方法を考察した。The purpose of this study is to investigate longitudinal features of children's constructing skills of counting a set over three years at a kindergarten. Eighty-five children from one kindergarten in Niigata participated in this project. They did not have any special arithmetic instruction at the kindergarten. They were given a task of counting a set. The task used a set of thirty-two glassies. The data obtained from these tasks were collected twice every school year for three years, and thus amount to six samples as a whole. We analyzed these data and elucidated children's skills of counting a set. Furthermore, we investigated children's answering patterns and examined how to instruct children to count a set.
- 上越教育大学の論文
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