線形予測を用いて推定されたHRIRの主観評価 : 実測HRIRとの聴感上の差と物理特性との関係(聴覚・音響信号処理/一般)
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概要
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無響室のような自由空間を利用することなく,反射や雑音の存在する音場で個人の頭部伝達関数(Head-Related Transfer Function,HRTF)あるいはそれに対応するインパルス応答であるHRIR(Head-Related Impulse Response)を推定するために,著者らのグループでは線形予測に基づく方法を提案した[Takane et al.,Proc. JCA(2007)].本報告では,この手法による推定HRIRおよび実測HRIRを用いて作成された刺激音の聴感上の差を検知させる聴取実験を行った結果について述べ,聴感上の差と物理的な差との関係を,特にSDR(Signal-to-Deviation Ratio)とレベル差の絶対値に着目して考察する.大局的な傾向としては,線形予測を用いて推定されたHRIRが実測HRIRに対して20dB程度以上のSDRをもっていれば,被験者は推定HRIRと実測HRIRの違いを有意に検知できないことが明らかとなった.
- 2008-07-28
著者
-
高根 昭一
秋田県立大学システム科学技術学部
-
青天目 真広
秋田県立大学大学院システム科学技術研究科
-
佐藤 宗純
秋田県立大学システム科学技術学部電子情報システム学科
-
佐藤 宗純
秋田県立大学システム科学技術学部
-
渡邉 貫治
秋田県立大学システム科学技術学部
-
安倍 幸治
秋田県立大学システム科学技術学部
-
安倍 幸治
秋田県立大
-
高根 昭一
秋田県立大
-
渡邉 貫治
秋田県立大
-
安倍 幸司
秋田県立大学システム科学技術学部
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