断面の直径が一様でない棒鈴の振動モード解析
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概要
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本研究はからくり時計が奏でる音の振動源として用いられている棒鈴を取上げ, 直径が長手方向に変化する棒鈴の形状と固有周波数との関係について考察したものである。棒鈴の曲げ振動に関する偏微分方程式から固有方程式を導出し, 固有周波数と固有ベクトルを算出した。棒鈴の断面の直径が一様でないことにより固有周波数に倍音構造が現れることを結論づけた。更に解析で得られた固有周波数と時計音から求めたピーク周波数は良く一致し, 丸棒に棒鈴のような断面形状を与えれば倍音構造が生じるという経験的な知識の妥当性を確認することができた。
- 社団法人日本音響学会の論文
- 2001-02-01
著者
-
佐藤 宗純
産業技術総合研究所
-
佐藤 宗純
秋田県立大学システム科学技術学部電子情報システム学科
-
佐藤 宗純
電子技術総合研究所
-
堀内 竜三
産業技術総合研究所計測標準研究部門音響振動科
-
堀内 竜三
電子技術総合研究所
-
堀内 竜三
産業技術総合研究所計測標準研究部門
-
堀内 竜三
産業技術総合研究所 計測標準研究部門 音響振動科
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