スポーツ選手に対するメンタル指導の実践 : 大会1か月前からの高校弓道部員を対象にして

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大会を1か月後に控えた高校弓道部員を対象にメンタル面の講義やトレーニングを行うと共に、各種心理検査や調査・面談を行い、高校生などに対するメンタル指導の方法論を検討した。その主な結果は、つぎのとおりである。1.講義とトレーニング含めたメンタル面の指導は、十分な理解と重要性を認識し、自宅での練習や日常の練習に取り入れることができた。特に、レギュラー選手はその傾向が強かった。しかし、目標とした大会に出場した選手は必ずしも、十分に実力を発揮したとは言えなかっ[table]たが、その後の大会では輝かしい成果を収めた。2.3つの心理検査とパフォーマンスの関係の分析から、パフォーマンスを高めるには特性としての心理的スキルを高めることが、試合前の心理状態や試合中の心理状態を高めることに繋がり、パフォーマンスを高めることになることを明確にできた。3.講義中心の指導後に、マネージャーを中心としたトレーニング方法を提示した。中学生や高校生のクラブ活動の中に、日常的に取り入れることができる指導法を、さらに検討すべきである。また各種の心理的スキルに対するメンタルトレーニングの具体的指導法を作成し、トレーニング内容の体系化を急ぐ必要がある。

スポーツ選手に対するメンタル指導の実践 : 大会1か月前からの高校弓道部員を対象にして

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