リハビリテーション外来患者の日常生活能力、家庭環境に関する検討

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
東海大学病院を退院し、1997年4月から同年10月までの間、リハビリテーション科外来に通院していた伊勢原市周辺に在住する在宅療養中の患者57名を対象とし、65歳以上の患者26名と65歳未満の患者31名の日常生活能力や家庭環境の差を検討した。その結果、以下のことが明らかになった。1)65歳以上群と65歳未満群とで差が認められたのは、聴力低下、筋力低下、「(年金などの)書類を書く」「預金の出し入れ」であったが、いずれも加齢に関係するものであった。2)リハビリテーション外来患者は、疾患名、外来受診回数、症状、手段的日常生活能力が類似していて、年齢による差は認められなかった。3)65歳以上群と65歳未満群ともに同居家族数が多く、介護は家族に委ねられている傾向がみられた。今後は移送サービス、ディサービスなど公的サービスを充実させる必要があることが示唆された。
東海大学の論文

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク