高齢者福祉施設職員の高齢者観とその関連要因

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概要

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本研究では、高齢者イメージの尺度及びエイジズム尺度の信頼性・妥当性の検討を踏まえて、最終的に高齢者施設で働く施設職員の高齢者イメージやエイジズムがどのような要因によるものかについて検証した。新たに作成したエイジズム尺度は、5項目からなる簡便な尺度であるが、高齢者施設職員が抵抗なく答えられるという面での内容的妥当性を持つとともに、内的一貫性も十分に高かった(α=.735)。また、高齢者イメージの因子分析により明瞭な6因子が拙出された。エイジズム尺度と、イメージ6因子の関連性を検討した結果、エイジズムが高い人ほど高齢者イメージが低くなることが明らかになった。今後の高齢者施設職員の高齢者観の課題は、施設として取り組める環境・知識の内容や研修の回数などの改善が必要であると考えられる。

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