秋田県沿岸海域で漁獲されたハタハタArctoscopus japonicusの肉および生殖巣中の脂質成分の季節的変動
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概要
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秋田県沿岸海域で漁獲されたハタハタ Arctoscopus japonicus の肉および生殖巣中脂質成分の季節的変動について調べた。肉中粗脂肪含量は 9 月に最高値,12 月に低い値を示したが,脂肪酸組成の有意な差はなかった。卵巣の重量と粗脂肪量は成熟とともに増加したが,脂肪酸組成の変動はなかった。これらの変動は摂餌と性成熟に関連すると考えられた。食品として 9 月は肉中粗脂肪含量が多く肉が美味であり,12 月は卵巣重量が多く卵巣が美味であると考えられた。加工方法としてハタハタ肉は塩干品やすり身への加工,卵巣は魚卵加工が期待される。
- 社団法人日本水産学会の論文
- 2007-09-15
著者
-
塚本 研一
秋田県農林水産技術センター総合食品研究所
-
戸枝 一喜
秋田県農林水産技術センター総合食品研究所
-
船木 勉
秋田県農林水産技術センター水産振興センター
-
和田 芙美子
聖霊女子短期大学
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松本 祥子
聖霊女子短期大学
-
松永 隆司
秋田県立大学
-
戸枝 一喜
秋田県総合食品研究所 管理室
-
塚本 研一
秋田県総合食品研究センター
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